住宅・オフィス・店舗の家具を選ぶ時にどういったところで買えば良いのか?あるいは有名な家具メーカーにはどんなブランドがあるのか知りたい方も多いのではないでしょうか?今回は住宅・オフィス・店舗等における家具メーカーかについてわかりやすく解説していきたいと思います。
Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)
1872年にデンマーク・コペンハーゲンの家具職人・フリッツ ハンセンにより創業された家具メーカーです。北欧デザインの代名詞的ブランドであると同時に、世界の家具を語る上で外すことのできない存在として世界中で愛されています。世界各地の名建築や暮らしの中でそのプロダクトを目にすることができます。才能あふれる各時代のデザイナーと協業することにより、質の高いデザインの要望に応え続けるクラフトマンシップが現在のFritz Hansenを作り出した大きな要素の1つであることは言うまでもありません。現在もなおチャレンジ精神は受け継がれ、新しい作家とのコラボレーションや傑作デザインの復刻・特別モデル発表を止まることなく行っています。伝統と革新をどちらも備え「本物」を伝え続ける。時代を超えて必要とされるモダンデザインファニチャーブランドだ。「セブンチェア」「アリンコチェア」「エッグチェア」などが有名です。
CASSINA IXC. Ltd.: カッシーナ・イクスシー
17世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。イクスシー(ixc.)はセレクト&オリジナルブランド。モダンデザインを基軸にした独自の美意識で、世界各地から優れた製品をセレクトしています。またオリジナル製品は、優れた企画と高い技術力を基に開発され、独創性と柔軟性に溢れたアイテムです。
ACTUS(アクタス)
ACTUSは、1969年に前身となる会社が設立されて以来、美しい暮らしと美しい生活デザインを広めることを志し、日本のインテリア界をリードし続けてきた存在です。国内指折りの規模と人気を誇るようなってもその理念は変わらず、国内外の良質なプロダクトを紹介し続けている。日本のインテリア事情を知り尽くしたACTUSが手掛けるだけあって、オリジナルプロダクトも質・デザインともに完成度が高い。長く愛用できる上質でスタンダードなアイテムが揃っています。
arflex(アルフレックス)
日本が誇るモダンファニチャーのトップブランド。1969年、イタリア・アルフレックス社の工場で家具づくり学んだ保科正氏が、極東地域での販売権とオリジナルデザインの製造権を持って帰国しアルフレックスジャパンを設立。以来、「イタリア生まれ日本育ち」のブランドとして日本のモダンインテリアシーンを牽引してきた。「マレンコ」「NT」「エー・ソファ」など、各時代を彩る名作・傑作と評される製品を数多く生み出してきたが、その根底にあるのは「豊かなライフスタイルの提案」をするというブランドポリシー。日本の風土や住環境に適した豊かさの提案が設立以来脈々と続けられている。製品の90%以上は日本国内で製造されており、売り上げシェアが半分を超えるソファは全工程が自社工場で行われる。これにより品質、コスト、納期、メンテナンスサービスなどあらゆる面でのバリューが向上。また国内外の気鋭デザイナーと生み出した新製品群が新しい顧客を開拓、ファン拡大のペースが上がっている。日本インテリア界のトップランナー・アルフレックス、その進化の歩みは止まりそうにない。
IDEE(イデー)
ブランドスタートは1982年。東京・青山を拠点に、斬新で洗練された提案でインテリアシーンをリードし続けてきた日本を代表するライフスタイルブランドの1つ。IDEEをきっかけとして羽ばたいたデザイナー・クリエーターも数多い。現在は自由が丘にフラッグシップショップを移し、東京、神奈川、大阪にインテリアショップ9店舗を展開。カフェ、グリーンショップ、ウェブマガジンなどの形態も用いながら、「生活の探求、趣味の冒険」をテーマとしたライフスタイル提案を続けている。手掛ける家具はすべてオリジナル。さまざまなデザイナーとのタッグで製品が生み出されるが、シンプルでありながら個性の溢れる“イデーらしさ”が貫かれているものが多い。トータルコーディネート可能な幅広いプロダクト群のそれぞれが、もはやカルチャーとも言えるブランドの持つ深いこだわりを感じさせる。
ligne roset(リーン・ロゼ)
1860年創業のロゼ社は、フランス リヨン郊外のブリオードが発祥の家具ブランドです。ローヌ川の支流ブリバス川の近くで豊富なブナからエネルギー資源を利用して傘とステッキのメーカーとして創業しました。当時の従業員は30名程で木工所からスタートしました。今日では、フランス有数の国際ブランドとなり、世界の需要に対応するために、リヨンの東に位置する場所へ巨大な6つの工場があります。社員数も1500名を超え、世界64か国1500店舗の販売拠点を展開しています(オンリーショップは、250店舗以上)ここ日本でも東京・六本木、東京・池袋、山梨県・甲府、大阪・心斎橋の4店舗があります。現在は、ソファ、キャビネット家具の他に、照明、アクセサリー、カーテン、テーブルウェアーに至るまでライフスタイルをトータルに提案し続けています。
カリモク家具
愛知県に本社を置く、国内最大手の総合家具メーカー。実績ある国産家具のトップブランドとして、幅広い年代層から長きに渡り絶大な支持を獲得している。1940年に木工所・刈谷木材工業として創業し、1962年より国産家具の自社製品生産を開始。「100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具をつくりたい」を合言葉とし、木の魅力を最大限に生かした家具作りを徹底。独自の工業規格を作りグループ企業間で統一するなど、「品質至上」を企業理念としている。住まいのトータルコーディネートを可能にする多様な商品ブランドを展開。国産家具メーカーの雄として、デザインにも品質にも最大限の企業努力を行い続けている。
天童木工
山形県天童市に本社を構える日本を代表する家具メーカー。1940年に天童市近郊の大工・建具・指物などの職人が集まり組織された「天童木工家具建具組合」を始まりとする。設立から70余年、皇室を始め、政府機関や公共施設、帝国ホテルなどの一流ホテルに家具を納入してきた実績を持ち、デザイン賞の受賞や美術館への収蔵も数多い。無垢材よりも強度があり、軽くて、自由な形に成形できる「成形合板」を、日本でいち早く実用化させたことで知られる。その高い技術力と積極的な社外デザイナーの起用で、多くのロングセラー家具を輩出。「Tendo classics」シリーズとして並ぶ1950年代から70年代に発表された名作家具は、今なお根強い人気を誇る。選りすぐった木材を、熟練した職人が丁寧に加工し、それぞれの木が持つ個性を生かしながら製品に。国家資格を持つ技能士集団が伝統を受け継ぎながら”正統”な国産家具を作り続けている。
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