先日はIR-HOUSEのラフプラン検討を行いました。今回の敷地は多雪区域なので積雪を考慮した設計が必要になります。よって基礎高や屋根勾配についても考慮した計画を行います。また、雪国では積雪荷重を考慮した構造設計が求められます。建物形状や外構計画など除雪に配慮した計画も考慮して設計する必要があります。今回は井戸水を利用した融雪式とするため、新雪については緩和措置が適用されます。多雪区域については条件をクリアしながらプラン検討を進めて行く必要があります。長期優良住宅の申請も行うためその他、耐震性や省エネ基準等についても所定の等級をクリアする必要がありますので同時にチェックを行いながら計画を進めて行きます。
新潟の家
ラフスケッチ
融雪装置の設置
今回は井戸水を利用した融雪装置する事になりました。新潟では融雪装置を設置した場合、垂直積雪量を1mまで低減する事が出来ます。よって、構造計算上の負担も軽減する事ができました。
敷地の様子。これでも今年は例年に比べて雪が降らなかったようです^^;
屋根勾配
屋根勾配は傾斜角度によって垂直積雪量の緩和措置が適用されますます。弊社の設計では通常、片流れ屋根の場合傾斜をあまり取らないのですが、今回は多雪区域という事もあり工務店さんとも相談をさせて頂き、融雪装置の設置も行っている為、2寸勾配で計画をしました。※2寸勾配では緩和規定は適用されません。今回は融雪装置を設置しているので補助的な考慮で2寸勾配を設定しています。