プランニングの基本方針
今回ご提案する住まいは、「軒が美しく家を守り、和室と吹抜けリビングが一体となる構成」をテーマとしています。外観は軒の水平ラインを活かしたシンプルな和モダン。内部は立体的で開放感のあるリビングを中心に、家族が自然と集まる空間を描きました。

外観デザインの特徴
外観は落ち着いたグレーを基調に、木の素材をポイントとして取り入れることで、シンプルでありながら温もりのある表情を演出しています。深い軒が建物を保護し、日差しや雨をコントロールするだけでなく、街並みにも落ち着いた印象を与えます。
プライバシーに配慮しつつ、立体感を意識したファサードは閉じながらも奥行きを感じさせ、外からの印象に変化をもたらします。
内観デザインの特徴
リビングは大きな吹き抜けを設け、上部から自然光を取り込みます。空間全体が明るく広がりを感じられる設計で、家族が集う中心的な場となります。その横に配置された和室は、畳にごろりと横になりながらもリビングのテレビが見える心地よい空間。障子や建具を閉じれば独立した静かな空間にもなる、柔軟な使い方が可能です。
和室とリビングの一体感は、開放感と落ち着きが同居する新しい暮らしの形を実現しています。
暮らしのイメージ
家族がリビングでくつろぎ、誰かは和室で横になりながら同じ時間を過ごす。視線や光が吹き抜けを通じてつながることで、どこにいても互いの存在を感じられる安心感があります。軒のある外観と開放的な内観、この二つの要素が調和し、日々の暮らしに豊かさをもたらす住まいを提案します。
今後の進め方
今回のプレゼンテーションをもとに、さらに細部の検討や調整を行い、最終的な設計へと進めていきます。軒と和室、そして吹抜けリビングの融合によって、市川市北方町にふさわしい住宅が完成する予定です。