先日は砂利の選定と敷き方の確認のため、三谷の現場に行ってきました。
今回の敷地は「旗竿敷地」と呼ばれる奥まった形状で、道路から細い通路状のアプローチがあります。
設計段階ではコンクリート土間とボーダー砂利目地の組み合わせを検討していましたが、施工性・雨水処理・経済性などを総合的に考慮した結果、最終的に砂利敷仕上げを採用しました。
また、施主の希望により、車の走行感とメンテナンス性を考慮し、砂利の横ずれを抑制する特殊素材を導入しています。
砂利安定剤の導入
採用したのは蜂の巣状のセル構造をもつ下地材。
この構造体に細かい砂利を充填し、その上から通常サイズの砂利を敷き詰めていきます。
今回使用するのは、オランダ生まれの砂利地盤安定材「Gravel Fix Pro(グラベルフィックスプロ)」。
ヨーロッパでは公共空間や駐車スペースなどにも広く採用されており、耐久性と透水性に優れています。
このように、素材や施工方法の一つひとつにも検討を重ね、
機能性とデザイン性の両立を目指しています。
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