安藤忠雄展―挑戦―|国立新美術館 開館10周年レポート

安藤忠雄展―挑戦―|国立新美術館 開館10周年レポート

2017年12月16日

先日は国立新美術館 開館10周年記念「安藤忠雄展―挑戦―」に行ってきました。タイトルの「挑戦」は、まさに安藤さんらしい言葉です。僕らの世代だけでなく、過去から現代に至るまで、日本、アジア、そして世界の建築学生・建築家たちに大きな影響を与えてきた巨匠。その歩みと思想を改めて体感できる貴重な展覧会でした。

安藤忠雄展 ― 国立新美術館 開館10周年 ―

国立新美術館(設計:黒川紀章)

国立新美術館
展覧会の舞台となった国立新美術館(設計:黒川紀章)。

アトリウムのホール空間

国立新美術館のホール
黒川紀章らしいスケール感と光のアトリウム空間。
国立新美術館 安藤忠雄展
開館10周年を記念して開催された安藤忠雄展。

光の教会(原寸大再現)

外観

光の教会の外観
原寸大で再現された「光の教会」の外観。

展示室を抜けると目の前に現れる原寸大の「光の教会」。外観の斜め壁によって切り取られた開口部が印象的でした。

内部空間

光の教会 内部空間
コンクリート打放しのスリットから差し込む神聖な光。

光の教会 正面ファサード

光の教会 正面ファサード
内部を体験した後に見る正面ファサード。再び光の意味を考えさせられます。
安藤忠雄 光の教会 ファサード
スリットが織りなす光と影の造形美。

シアター展示スペース

安藤忠雄展 シアター展示
映像展示では直島の建築群が紹介されていました。
安藤忠雄 地中美術館 映像
香川県直島の地中美術館。映像を通じて再び訪れた気持ちに。

ミッドタウン DESIGN SIGHT

ミッドタウン DESIGN SIGHT
帰りに立ち寄ったミッドタウン内の「DESIGN SIGHT」(設計:安藤忠雄)。

体調を崩されながらも「挑戦」を掲げて展覧会を開催された安藤忠雄さん。その姿勢に改めて建築の原点を見た気がします。挑戦を続けるということ、それ自体が建築の力だと感じました。