SOL COURT

THE IDEA
通り過ぎる街に、
立ち止まる理由を。
日々の買い物をする人、本を読みに来る人、ただ近道をする人。目的の違う人たちが、無理に交流しなくても同じ場所に居合わせる。そのための小さな公共空間を、市場と図書室のあいだに置きました。
街路に沿う低い屋根は、建物の入口を一つに絞りません。市場へ向かう動線の途中に木陰があり、その奥に静かな読書の場所がある。施設の用途を並べるだけでなく、過ごし方の距離を設計する試みです。
買い物の先に、
ひと休みがある。

ROOF & LIGHT
覆うところと、
空にひらくところ。
屋根を均一に広げず、中央に空を残す。木の周囲では腰を下ろし、市場の前では立ち止まり、図書室へ向かうところでは自然に歩き続ける。屋根の高さと開き方で、一つの場所に異なる居心地をつくります。
日陰、木漏れ日、ガラス越しの光。その違いが、屋外から室内へ移る時間を緩やかにつなぎます。

BETWEEN SPACES
境界を、
居場所にする。
市場と図書室を分けるための隙間ではなく、それぞれの活動が庭に向かって開くための余白。屋根の下に立つと、店内の気配と本棚のある静けさを同時に感じられます。

街の気配を、
静けさのそばに。


CLOSE TO THE HAND
大きな屋根から、
手に触れるところまで。
広い軒下の木、足元の石、椅子の布。空間の印象を形だけに任せず、触れる距離にある素材と、その上を移ろう光まで考えます。
PART OF THE CITY
新しい建築を、
いつもの街のなかへ。
周囲には集合住宅や小さな家があり、それぞれの生活が続いている。建築を孤立した造形として置くのではなく、街路から入りやすい軒下と、奥まで見通せる庭をつくることで、その日常につながろうとしています。
夕方には、市場と図書室の灯りが庭を挟んで向き合う。誰かの帰り道に、少しだけ長く居たくなる場所を残すこと。それがこの計画の出発点です。

SPATIAL COMPOSITION
空間の構成
市場・中庭・図書室をつなぐ配置と、屋根の高さの関係。庭を中心に、日常の賑わいと静かな読書の場所を結びます。
DESIGN BOOK
SOL COURTを、ひもとく。
コンセプト・空間のパース・図面をまとめた7ページの資料です。
基本モデルによる計画検討図です。パース・最新モデルとの細部は調整中で、実施設計図ではありません。
ARCHITECTURAL FILM / 55 SECONDS
街の日常に、庭をひらく。
街路から市場へ、庭の木陰から読書室へ。光と居場所をめぐる55秒の映像です。
市場・中庭・図書室を結ぶ建築の設計提案です。掲載画像は計画の空間表現であり、完成建物の実写ではありません。図面・モデルとの細部は調整中です。
KAWAZOE ARCHITECTS / METABRAIN.LAB / 2026



