審査員特別賞「布野修司賞」受賞のご報告
この度、某住宅デザインコンテストにおいて、当事務所が設計した
「都心に溶け込むプライベートリゾート」 が
審査員特別賞である 布野修司賞 を受賞いたしました。
都市の密集地に建ちながら、プールを中心とした非日常の体験や、
ライフスタイルの変化に対応する高い空間フレキシビリティが評価されました。
プロジェクトのコンセプト

本計画は、都心でありながら「静けさ」「開放性」「癒し」を享受できる
都市型プライベートリゾートをテーマにした住宅です。
- 都市にいながらリゾートの空気感を感じるプール
- ゲストルームを除く 8つの居室を最適に配置
- 外部環境からの視線を抑えつつ内部は開放的
- 庭とLDKを一体化したリゾートライクな日常
- 素材と光にこだわった重厚かつ静かな空間構成
都市の制約を受けながらも、開放性とプライバシーを両立した点がコンセプトの核となっています。
可変性・民泊転用へのフレキシビリティ
審査員から特に評価されたのが、この住宅が持つ柔軟な可変性です。
- 生活規模に応じて部屋構成が変えられる
- ゲストルーム・水回り動線が独立しており、民泊への転用も可能
- 多目的に使えるセカンドリビング・プレイルーム
- ゾーニングの切り替えが容易なプランニング
都市部では希少な「プール付き」でありながら、
住宅・セカンドハウス・民泊といった複数の用途へ柔軟に対応できる点が高く評価されました。
審査員の評価コメント(抄録)
- 「都市住宅では難しい“リゾート感”を内部に成立させている」
- 「8室構成のプランに無理がなく、柔軟さがある」
- 「民泊転用も可能なフレキシブルな設計が現代的」
- 「プールを日常の中心に据える挑戦が新しい」
都市の中で“内に開くリゾート”

本住宅では、都市環境に対して外側を閉じ、
内部にリゾートのような水景・光・緑を集約。
- 水面の反射光が生み出すゆらぎ
- 居室同士の適度な距離感
- 回遊できる生活動線
- 家族とゲストが緩やかにつながる空間構成
都市での暮らしの質を高める新しい住まい方として、
審査員から大きな評価をいただきました。
最後に
このような名誉ある賞を受賞できたのは、施主さまの明確なビジョンと、
都市住宅の可能性を追求する姿勢に支えられた結果です。
今後も場所性を読み取りながら、暮らしの豊かさを提案し続けてまいります。
