香川県高松市仏生山の家|上棟(建て方)と建築家による設計監理

香川県高松市仏生山の家|上棟(建て方)と建築家による設計監理

2021年7月24日

 先日は香川県高松市仏生山町にて、「仏生山の家」の上棟(建て方)が行われました。梅雨明けの晴天の中、無事に棟が上がりました。

高松市仏生山の家|上棟(建て方)

香川県高松市仏生山町に建つ平屋住宅の上棟日。
構造体が立ち上がる瞬間は、これまでの設計過程が形となる最も印象的な工程のひとつです。

香川の建築家と建てる性能とデザインの家

香川県の建築家による住宅設計。
高気密・高断熱などの性能面を確保しつつ、周囲の眺望や光の入り方を意識したデザイン住宅を計画しています。

香川県高松市仏生山の家 上棟 建て方 KAWAZOE-ARCHITECTS
上棟日の様子(香川県高松市仏生山町)

前日は小雨の予報でしたが、当日は真夏日となりました。
天候にも恵まれ、無事に棟が上がり一安心。施工に携わってくださった職人の皆様、暑い中での作業お疲れさまでした。

建物の骨格が立ち上がることで、空間のボリュームや光の抜け方もより明確になり、今後の仕上げ工程への期待が高まります。

境界を溶かし、空気に透ける。重力を忘却する「儚さ」という名の美学。
Architecture of Air: The Aesthetics of Ephemeral Light
ガラスと鋼鉄が織りなす、奇跡の透明度。物質の重力を否定し、光そのものを建材として扱う現代建築の極北。EPHEMERAL_LIGHTは、建築が「空気に溶ける」瞬間を捉えたコレクションです。
Hero
Core Philosophy
Dissolving into the Atmosphere
私たちが住まう場所は、単なるシェルターであってはなりません。それは外界との対話の装置であり、光を呼吸する有機体であるべきです。境界線を曖昧にすることで、私たちは初めて自然の一部へと回帰します。
Vision
Invisible Boundaries
Section 01
Invisible Boundaries
極限まで鉄分を抜いた高透過ガラスが、内と外の境界線を視覚的に消滅させます。風景そのものがインテリアの一部となる、完全なる透明性の追求。
Slender Structuralism
Section 02
Slender Structuralism
構造計算の限界に挑んだ極細の鋼鉄柱。存在感を消し去ることで、屋根がまるで空中に浮遊しているかのような錯覚を生み出します。
Diffused Radiance
Section 03
Diffused Radiance
磨りガラスや透過性のある素材を重ね合わせ、直射日光を柔らかな拡散光へと変換。空間全体が発光しているかのような、包み込む優しさ。
Floating Volumes
Section 04
Floating Volumes
キャンチレバー(片持ち梁)構造による、重力からの解放。地面からわずかに浮き上がった建築ボリュームが、儚さと緊張感を演出します。
Sky Integration
Section 05
Sky Integration
天井を切り取るスリットやトップライト。切り取られた「空」は刻一刻と表情を変え、静止した空間に時間の流れをもたらします。
Mirroring Landscape
Section 06
Mirroring Landscape
建物の周囲に配された水盤。風のない日は鏡面となり、建築と空を反転させて映し出し、実像と虚像の境界を曖昧にします。
Ephemeral Mesh
Section 07
Ephemeral Mesh
金属メッシュのファサードが、見る角度によって不透明から透明へと変化。硬質な素材でありながら、布のような柔らかさを建築に与えます。
White Abstraction
Section 08
White Abstraction
純白の空間は、光と影のキャンバス。素材の質感を排除し、抽象化された白の世界が、光の微細な変化を鋭敏に捉えます。
Dissolving Edges
Section 09
Dissolving Edges
ガラスのフリット加工により、足元から空へ向かってグラデーション状に透明度が増すファサード。建物が空気に溶けていくような視覚効果。
Nocturnal Lantern
Section 010
Nocturnal Lantern
夜、建築は内部からの光で輪郭を失い、闇に浮かぶ行灯(あんどん)へと変貌します。都市の喧騒の中に静かに灯る、温かな光の箱。
Fluid Continuity
Section 011
Fluid Continuity
床素材を室内からテラスまで統一し、フラットに連続させることで、領域の分断を回避。どこまでが部屋で、どこからが庭か、その問いを無意味にします。
Curvilinear Softness
Section 012
Curvilinear Softness
有機的な曲線を描くガラス壁。直線的なモダニズムの中に柔らかさを取り入れ、光が曲面に沿って滑らかに流れる現象を作り出します。
Reflective Ceilings image 1
Reflective Ceilings image 2
Section 013
Reflective Ceilings
鏡面仕上げの天井素材が、床面や外部の緑を映し込みます。天井高の感覚を消失させ、上下の感覚さえも狂わせる万華鏡のような空間体験。
Truss Elegance
Section 014
Truss Elegance
構造体であるトラスを隠さず、デザインの一部として昇華。細い部材の反復が生む幾何学的な美しさは、レースの編み目のような繊細さです。
Polycarbonate Haze
Section 015
Polycarbonate Haze
ポリカーボネート板の複層利用。向こう側の景色をぼかし、光だけを通すその素材は、空間に霧がかかったような幻想的な深度を与えます。
Framing Nature
Section 016
Framing Nature
ピクチャーウィンドウによって切り取られた風景は、もはや自然ではなく一枚の絵画。四季の移ろいをアートとして生活に取り込む贅沢。
Morning Awakening
Section 017
Morning Awakening
東向きに大きく開かれた開口部。夜明けの数分間だけ現れる青白い光と、それに続く黄金の光が、建築の表情を劇的に変化させます。
Floating Stairs
Section 018
Floating Stairs
蹴込み板を無くし、壁から片持ちで支えられた踏み板。光が段差の間を透過し、昇降という行為を空へ登るような浮遊体験へと変えます。
Transparent Furniture
Section 019
Transparent Furniture
アクリルやガラス素材の家具を採用することで、視線を遮るノイズを排除。建築の透明性と呼応し、空間の純度を損なわないインテリア計画。
Louver Rhythm
Section 020
Louver Rhythm
極細のルーバーが刻む光と影のリズム。太陽の動きに合わせて縞模様が室内を移動し、静的な空間に動的な時間のレイヤーを重ねます。
Rain Chains
Section 021
Rain Chains
雨の日、軒先から垂れる鎖を伝う水滴。ガラス越しに眺めるその光景は、雨という現象さえも美しいインテリアの一部として取り込みます。
Thin Roof Plane image 1
Thin Roof Plane image 2
Thin Roof Plane image 3
Thin Roof Plane image 4
Thin Roof Plane image 5
Section 022
Thin Roof Plane
限界まで薄く削ぎ落とされた屋根の先端。空を切り裂くような鋭利なラインが、建築全体の軽やかさと洗練されたモダニズムを象徴します。
Acoustic Silence
Section 023
Acoustic Silence
視覚的なノイズだけでなく、吸音素材の巧みな隠蔽により聴覚的な静寂も設計。雪原に佇むような、芯のある静けさが満ちています。
Forest Blend image 1
Forest Blend image 2
Section 024
Forest Blend
森の中に溶け込む色彩と反射率の調整。木々の緑を反射するガラスと、樹皮になじむグレーの素材が、建築の存在感を希薄にします。
Void Space
Section 025
Void Space
機能を持たない「余白」としての吹き抜け。何もない空間こそが、光を溜め込み、人の意識を開放する最も贅沢な装置となります。
Invisible Doors
Section 026
Invisible Doors
枠や取っ手を極限まで排除した建具。壁と同化する扉は、開かれたときに初めてその存在を現し、普段は空間のノイズとなりません。
Material Contrast
Section 027
Material Contrast
冷たいガラスと、温かみのある無垢材の対比。異質な素材が隣り合うことで、互いの質感を際立たせ、触覚的な喜びを呼び覚まします。
Dusk Blue image 1
Dusk Blue image 2
Section 028
Dusk Blue
日没後の数十分、ブルーアワーの時間帯。空の深い青と、室内の暖色照明が混ざり合う瞬間、建築は最も美しく、儚い表情を見せます。
Ripple Effect image 1
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Section 029
Ripple Effect
天井や壁に反射する水面の揺らぎ。外部の水盤が太陽光を跳ね返し、室内に自然のプロジェクションマッピングを描き出します。
Steel Patina
Section 030
Steel Patina
経年変化を許容するコールテン鋼や亜鉛メッキ。時間と共に風景に馴染んでいく素材選びは、建築が「完成」ではなく「成長」するものである証。
Zen Garden
Section 031
Zen Garden
最小限の石と苔で構成された中庭。ガラス越しに見るその静的な世界は、情報過多な現代において、心をリセットする瞑想の場となります。
Less is Air
Section 032
Less is Air
ミースの「Less is More」を超え、物質感さえも消し去る「Less is Air」。空気のように存在し、光のように振る舞う、究極の建築哲学。
Elias Vane
Elias Vane
Lead Architect / Founder
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建築は、壁をつくることではありません。光の通り道をつくり、風の居場所をつくることです。私たちが目指すのは、物質としての重さを極限まで消し去り、そこにいる人の意識だけが風景の中に溶け込むような体験です。美しさは、常に儚さの中に宿ります。

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