先日はお盆前に香川県高松市で進行中のモデルハウスの現場監理へ行ってきました。酷暑の中ではありましたが、現場の職人さんたちと細部の納まりや仕上げ方法を確認しながら、着実に完成へと近づいています。
かがわ家博2023 モデルハウス現場監理
香川の建築家が設計を手がけた「かがわ家博2023」のモデルハウスは、地域性を活かしたデザインと住宅性能を両立させた提案住宅です。現場では、外壁の仕上がりや窓まわりのディテールなど、設計段階で検討していた意匠が形になる過程を慎重に監理しています。
特に今回のプロジェクトでは、高松の穏やかな気候と風の流れを読み解いた空間構成を重視しています。通風経路を考慮した開口計画や、日射角度に合わせた庇の出寸法など、環境をデザインに取り込む工夫が随所に見られます。
香川の建築家と建てるデザイン住宅
外壁工事が完了し、建物全体のプロポーションが見えてきました。今後は内装工事が本格的に進行し、照明や建具、仕上げ材の質感が空間の印象を大きく左右していきます。現場監理では、素材や色味、陰影の出方など、図面だけでは見えない部分を丁寧に確認していきます。
香川の建築家として、この地の風土と暮らし方をデザインに落とし込むことを大切にしています。完成時には、光や風の流れが心地よい住空間として体感できるよう、細部まで一貫した設計意図で仕上げていく予定です。