　香川県高松市で進行中の「かがわ家博2023」モデルハウスの現場では、基礎上の設備配管および土台敷きの工事が進められています。基礎工事を終えた後のこの段階は、構造・断熱・設備のバランスを整える上で非常に重要な工程です。

かがわ家博2023 現場進捗

「かがわ家博2023」は、香川の建築家と地元工務店が協力し、それぞれの設計思想をもとに住宅デザインを提案する展示イベントです。10月の開催に向けて、各モデルハウスの工事が順調に進行しています。

建築家と創る家 ― 香川の住まいづくり

私たちKAWAZOE-ARCHITECTSが手掛けるモデルハウスは、「香川で暮らす人のためのデザイン住宅」をテーマに、地域の気候風土に合わせた設計を行っています。建築家と工務店が協働し、構造体・設備・仕上げをトータルで監理することで、高品質で一貫性のある住宅を実現しています。

現場では、給排水や電気の基礎貫通部の位置確認、土台の水平精度などを建築家の立場からチェックしています。設備配管は後から修正が難しいため、この段階での確認が極めて重要です。また、土台敷きの精度が上棟後の構造安定に直結するため、施工チームと入念な打合せを重ねています。

今後は上棟に向けて構造材の搬入準備が進められます。現場の一つひとつの工程を丁寧に監理しながら、香川らしい光と風を取り込むデザイン住宅を完成させていきます。