先日、確認審査機関より弊社設計の「かがわ家博2023」モデルハウスに関する確認済証が無事に下りました。法的な手続きが完了し、建築工事に着手できる状態となりました。
確認済証受領 ― 設計から次のフェーズへ
確認済証とは、建築基準法に基づき、設計図書が法令や条例に適合していることを確認審査機関が正式に認めた証明書です。この段階をもって、建物の法的な許可が下り、いよいよ着工の準備へと進むことができます。
かがわ家博2023モデル棟(KAWAZOE-ARCHITECTS)
本プロジェクトは、香川県高松市で開催される「かがわ家博2023」に出展する建築家設計のモデルハウスです。設計コンセプトは、香川の風土に寄り添う暮らしとデザインの融合。地域の気候に合わせたパッシブデザインを取り入れ、光と風の通り道を丁寧に設計しました。
今回の確認済証の受領をもって、施工業者との工程調整や着工準備を本格的に進めていきます。建築家として、設計意図を正確に現場へ伝え、法的基準を満たしながらもデザイン性の高い住宅を実現できるよう、今後も丁寧に監理を続けてまいります。
建築は図面上の設計だけでなく、法令遵守や施工精度の積み重ねによって成立します。確認申請の完了は、その第一歩。ここからいよいよ「形づくる」段階へと移ります。

