先日は香川県高松市桜町の家にて、基礎工事の初期工程である「捨てコン打設」と「墨出し」の監理に立ち会いました。建物の位置や水平基準を正確に定めるための重要なプロセスであり、今後の施工精度を左右する大切な工程です。
香川県高松市桜町の住宅―捨てコン打設と墨出し
今回の現場では、地業の転圧確認後に捨てコンクリートを打設し、その上に建物の正確な位置を示す墨出し作業を実施しました。基礎形状や柱の位置、外周ラインなどを図面どおりに現場へ正確に反映させるため、建築家が立ち会いのもとで確認を行っています。
建築家による現場監理と精度確認
捨てコン打設は一見シンプルな作業ですが、今後の基礎位置を決定づけるため、ミリ単位の精度が求められます。弊社では、建築家が直接現場に立ち会い、基準墨の位置・高さ・水平を測定し、施工者と協議を重ねながら次工程の基礎配筋へと進めていきます。
こうした初期段階の丁寧な監理こそが、後の建物全体の品質・耐久性・仕上がり精度に大きく影響します。設計意図を確実に形にするために、現場監理を一つひとつ積み重ねています。
