先日は香川県高松市桜町の家の現場監理に行ってきました。現場では外壁の仕上げ工事が完了し、建物全体の輪郭がはっきりと現れてきました。下地の段階ではまだ構造的な印象だった外観が、仕上げ材が施されることで建築としての表情をまとい始めています。
今回の外壁仕上げには、先日現場でクライアントと共に選定した塗り仕上げを採用しています。素材の質感を活かしつつ、周囲の街並みに馴染む落ち着いたトーンを選択しました。光の当たり方や時間帯によって表情が変化するのも、この仕上げの魅力です。
外壁は建物の印象を大きく左右する要素の一つであり、耐久性やメンテナンス性も考慮しながら慎重に検討を行いました。素材の持つ微妙な陰影が、ファサード全体に奥行きを与え、周辺環境と調和しながらも静かな存在感を放っています。
今後は外構工事や内部の仕上げへと進み、建築全体の完成に向けて細部の確認と調整を行っていきます。
