先日は香川県高松市桜町の住宅の設計監理に行ってきました。現場では、断熱施工と並行して気密シート貼りの作業が進んでおり、建物全体の性能を左右する重要な工程に入っています。気密シートは、断熱材と連動して住まいの快適性を保つ役割を果たします。
建築家と建てる気密性の高い性能住宅
香川県高松市桜町の家は、断熱・気密・通気のバランスを重視した性能住宅です。デザイン性を保ちながらも、室内環境の安定化を図るため、断熱材と気密シートの選定に細心の注意を払っています。
今回は、断熱材として採用したセルロースファイバーの特性を考慮し、不織布層の上から【WURTH(ウルト)】社製の可変調湿気密シートを施工しています。このシートは湿度変化に応じて透湿抵抗値が変化するため、冬場は高気密を保ち、夏場は内部結露を防ぐ優れた性能を発揮します。
気密・断熱・通気を総合的に設計することで、四国・香川の気候に適した快適な住環境を実現します。設計段階での素材選定から現場監理まで一貫して行うことで、数値だけでなく“体感できる性能”を追求しています。
