香川で進むコンテナ事業|コンテナハウス・コンテナショップの温熱検証

香川で進むコンテナ事業|コンテナハウス・コンテナショップの温熱検証

2018年5月1日

先日は、香川県で進めているコンテナ事業の温熱検討のため、実際にサンプル確認に行ってきました。建築的視点から、コンテナの温熱性能をどのように改善できるかを検証しています。

コンテナハウス・コンテナショップ

香川のコンテナ事業

現在、コンテナハウス・コンテナショップの実験的な検討を行っています。設計に入る前の段階で、構造的・環境的な課題を事前に把握し、最適な解決方法を探る目的です。

特に、コンテナ建築では遮熱性・断熱性の確保が大きな課題となります。金属外壁による熱伝導の影響を軽減するため、素材選定や施工方法の検証を進めています。

香川で進めているコンテナ事業
香川県内で検証を行っているコンテナ事業のサンプル。

遮熱・断熱の検討

2台のサンプルコンテナを用意し、片方には遮熱材を施工。遮熱材の有無による室内温度の差を実測しています。

コンテナの遮熱・断熱検証
遮熱材を貼ったコンテナの外観。

温湿度計による室内環境の検討

内部には温湿度計を設置し、時間帯ごとの温度・湿度変化を観測中です。遮熱施工による効果を定量的に把握し、今後の設計データとして活用します。

コンテナの温熱検証の様子
内部に温湿度計を設置し、データを取得。

今後の展開について

今後も引き続き、遮熱・断熱性能の温熱検証を継続するとともに、事業化の方向性や協力事業者の選定を進めていく予定です。コンテナを利用した新しい建築の可能性を、香川から発信していきます。